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ティータイムのお話 目次
趣味のページです。
自作のショートストーリーを載せています。
お暇な方はどうぞ。
ベルガモット
女子高生が主人公の紅茶ストーリー(ちょっと長め)

朝の風景
小さな女の子「もも」のお話(とっても短いお話)




          朝の風景

カチャ。
あっ、ママが起きた!
私もベッドをぬけ出してぱたぱたとママに駆け寄る。

「おはよう、もも」
「おはよう、ママ」
「もう、そんなにくっつかれたら動けないでしょ。じゃ、だっこ」

実はね、ママが起きるの待ってたんだ。
もうとっくに眼なんかさめてるよっ。
「ママ、お外行きたい。行きたい。ちょっとだけ」
「えっ、もう?今日は寒いわよ。今、朝ご飯の準備・・・・」
「行きたーい!」
「困った子ね。お庭だけね」
やったー。
朝早くじゃないと鳥さん来ないんだもの。鳥さん大好き!

大喜びで出ていったももだったけれどしばらくしてがっかりした様子で
家の中へ入ってきた。
鳥さん、捕まえられなかった。全部逃げちゃった。
仕方ない、さあ、朝ご飯っと。
あ〜あ、また同じだぁ。もっとおいしいもの食べたいなぁ。

ドスン、ドスン、ドスン。
これは、パパの足音。もうすぐこっちに来る。
気をつけなきゃ。
「おっ、もも〜〜」
逃げようとしたのに、捕まっちゃった。
そんなにぎゅーってしないでよ。苦しいよー。
「もも、重たくなったなぁ」
わお、高い高いからいきなりの旋回急降下!
きゃー顔ひっぱんないで。こらっ、人の顔で遊ぶな!

「パパ、やめて。ももがいやがってるでしょ」
そうだよ、ハアハア。
でも、このあとは・・・・
「ももちゃん、ごめんごめん」
いつもいいことが・・・・
「ほら、これだよ。ママはくれないんだろう」
あ、やっぱり・・・・

ふわふわの、大好きな、これこれ!
このにおい、たまらない!


「もも、かつおぶし、うまいか?」
一気に食べてから、大きくしっぽも振ってお返事する。
「にゃあ〜お」

       >>
      (*^_^*)    
      momo ha neko desita !


  ねこ ネコ 猫 ♪ ねこ ネコ 猫 ♪ ねこ ネコ 猫 ♪ ねこ ネコ 猫 ♪ ねこ ネコ 猫 ♪     



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